■スカートの「あるある」お直し。
スカートのスリットが破れて、深くなってしまった経験ありませんか?
デザインとしてのスリットもありますが、足さばきをよくするための機能としてのスリットもあります。
タイトスカートやスリムなドレスなどのスリットは、機能としての役割も担っているので、負荷がかかりやすく、破けたり裂けたりしやすくなるんですね。
スカートのよくあるお直し、3つをご紹介します。
特にタイトスカートの場合は、下の3つが多いです。
1)裏地のすり切れ、破れ、傷み。
2)スリットの破れ。
3)ウエストのサイズ調整。
気に入っているスカートは、出番が多くなりがちです。裏地に負荷がかかって薄くなったり、破れてきたり。
スリット部分の裏地も負荷がかかって、ほつれたり破けたり。
アップにした写真は下。
こういう状態になった裏地、よく目にしませんか?
これ、お直しできるんですよ。「裏地交換」と言います。
裏地全体を総取替えしてお直しします。だから、裏地部分は新品。すべすべに蘇ります。履くときもスルッと履けるし、生地滑りが良いから履いてて気持ちがいいものです。
次のお直しは、スリットのほつれ・破れ。上がお直し前、下がお直し後。
破れていれば、「ミシン刺し」をして補修してからお直しします。直したかどうかわからない仕上がりですね。でも、よぉーーーーく見てください。裏地の見え方が違います。スリットのアキが小さくなって、元通りになっていますね。
ウエスト出しのお直しです。上がお直し前の写真。
後ろファスナーのスカートですね。後ろのフックを何とか掛ける事が出来ていますが、ファスナーが上まで上がりきらなくなっています。丸く穴が開いているように見えていますね。
下がお直し後の写真です。
どこをどう直したかわからないですね。ウエストのフック部分に黒いところが出来てます。ここがミソ。
まず、ウエスト全体のサイズを出すために、ダーツや脇線などでサイズを出します。
そうすると、ウエストのベルト芯部分の長さが足りなくなります。ウエスト出しした長さ分(黒い生地を当てている部分)を、内側の見えないところから生地を取り、
表側に付け足してウエストの長さを確保するお直しをしています。
お直しには色々な方法がありますので、お直しできるかどうか迷ったら、一度店舗スタッフにご相談してみてください。
スカートのお直しをお考えの方、まずはご相談ください。