■福袋の中の品物を持ち込んで「お直し」ってしてくれるの?
はい。
新しい年を迎えると、巷には「福袋」がたくさん出回りますね。
縁起ものだからと毎年買われる人、お得だからとついつい買ってしまう人、色々ですね。
特に「お洋服の福袋」の中身は、すべてサイズがあっているとは限りません。
試着できないですからね。デザインや素材によっては、ちょっときつかったり、大きかったりします。
そんな事、経験した事ありませんか?
例えば・・・・
スカートのウエスト。ゆるければ詰めるお直しが出来ます。
もし、きつかったら・・・。
ウエスト出しのお直しをする事もできるんですね。
上がお直し前の写真。
後ろファスナーのスカートですね。後ろのフックを何とか掛ける事が出来ていますが、ファスナーが上まで上がりきらなくなっています。丸く穴が開いているように見えています。
下がお直しの後の写真。
どこをどう直したかわからないですね。ウエストのフック部分に黒いところが出来ています。ここがミソ。
まず、ウエスト全体のサイズを出すために、ダーツや脇線などで調整します。
そうすると、ウエストのベルト芯部分の長さが足りなくなります。ウエスト出しした長さ分(黒い生地を当てている部分)を、内側の見えないところから生地を取り、表側に付け足してウエストの長さを確保するお直しをしています。
次はワンピース。
腰まわりと肩が若干きついのです。着ると見た目がきつそうだし、一人で脱ぐことができないという・・・なんともトホホな感じのワンピース。
「脇にマチを入れて、サイズ出し」するというお直しをしました。
柄の中の一色を選んで、その色の生地を脇の部分に入れてお直しです。腰あたりにリボンをつけてアクセントにしました。
もう一つワンピースの例を。
こちらも脇幅出し。別生地を追加して、お直ししました。
初めから、こんなデザインだったかのようです。違和感なし。ワンピースだって、諦めなくてもお直しすれば、着られます。
スーツの場合は、どうでしょう?
それこそ、スーツは体にフィットしないと、ちょっとカッコ悪い。
例えば、パンツの裾。長すぎるとだらしなく見えてしまったり。
紺のスーツは、パンズの裾上げとわたり(もも周り)のサイズ調整、ジャケットは脇幅詰め、袖付けの調整をしています。お直し前と比べたら、だいぶスッキリしましたね。
こちらはスーツスカート。
白いほうは、全体的に細かく詰めて、体に合わせるお直しをしています。お直しする前と比べて、スキッとした印象がありますね。
ノーカラーのスーツスカートの場合。
こちらは、スカートの形を変えました。裾広がりだったものを、タイトスカートに変更。丈も短くして軽快な印象になりました。ジャケットも脇幅袖幅など細かく調整。少し子供っぽい印象だったスーツも、大人のスーツに変身です。
Tシャツやカットソーなども、福袋に入っている事が多いですね。
柄はかわいいけど、着るのはちょっと・・・とか。着てみたら似合わなかったり。
そんな時、別なものにリメイクしてしまうという方法もあります。
これは、その一例。
Tシャツからドッグウエアに作り替えてしまう方法。
他にも、アイデア次第で色々なものに変身できるかもしれませんね。
福袋で手に入れたお洋服。
ちょっと手を入れたい時、どうぞ店舗までご相談ください。
お気軽に、お品物をお持ちください。お待ちしています。