ウエストを出す
お品物の仕立てにもよりますし、出せる範囲はある程度限られてしまうのですが、一般的なスラックスであれば、後ろ中心(お尻側の縫い目)からサイズ出しが可能です。
ここだけでは足りない時は、両脇からも少し出せる場合があります。
お仕立てによっては別の布を足してデザインの一部にする、なんてことも可能。
どのくらい大きくできるかは、お近くの店舗のスタッフまでお気軽にご相談ください。
ウエストを詰める
こちらも、お仕立ての状態やポケットの位置等により詰められる範囲が変わってきますが、一般的なスラックスであればお出しする時と同様に後ろ中心でサイズの調整が可能です。
ここで注意しないといけない点は、「ポケットの位置は変えられない」ということ。
大きく詰めて後ろポケットが中央に寄りすぎてしまうと、ちょっとカッコ悪くなってしまうことも。ですので、お詰めするサイズが大きい時や、婦人もの・ジーンズ等は、両脇からの詰めもあわせておすすめしています。
どこからどのくらい出したり詰めたりするかは、店頭でフィッティングしながらご相談いただくと良いですね。
ママのリフォームでは、ウエスト修理をする際、縫い目に「補強テープ」を付けています。
ウエストから腰回りにかけての縫い目には、案外強い力がかかるんです。お直しの時にはもとの縫い目を解いて再度縫い直しますので、布にかかる負荷に負けないよう、ひと手間かけてしっかりとお直しさせていただいてます。
はき心地を快適にする工夫
すっきりぴったりサイズにお直ししたら、そのはき心地をさらに快適にするアイテムもお試しください。
■ ジャストフィットカン
ぴったりサイズは快適だけど、前かがみの姿勢や椅子に座ったり立ったりする時にちょっときつく感じる一瞬ってありますよね。
そんな時に便利なアイテムが、「ジャストフィットカン」。
このジャストフィットカン、ウエストの前部分を留める金具なのですが、内蔵されたバネの力で1.5センチほど伸び縮みするのです。
このちょっとしたゆとりが、お腹周りに力が入る一瞬を快適にサポートしてくれます。
■ シャツストッパー
ぴったりサイズにしてカッコよく決めてみても、ウエストにインしたシャツがずるずるとはみ出てきてしまう…なんてお困り、あるかと思います。
そんなずるずるはみだしを防いでくれるのが、「シャツストッパー」。
シリコン製のすべり止めを、ウエストの前後4か所に取り付けます。
特殊な糊をアイロンで圧着させるので、取り付けた縫い目が表に出るなどはありません。
お洗濯やドライクリーニングもOK。
シリコンの強力なすべり止め効果でシャツがずり上がるのを防いでくれるから、すっきり、快適!
お手持ちのパンツ、見直してみませんか?