お店からのご提案

隠しきれない裏地の話



春ですね。
暑すぎず寒すぎもしないこの季節、実際には着ているものを脱ぎ着して細かく調節をする時期でもあります。
そして着脱のたびにちょっと気になるのが、裏地。
少々破けているけど見えない部分だからいいや~と放置していたら、人前で脱ぐことになってしまってどうしよう!?なんてことも、あるかもしれないですね。

そもそも、裏地なんて直せるものなの?という方も多いかもしれません。
そう、直せてしまうんですよ。
表側は問題ないのに裏地が…という服、思い切ってお直ししちゃいましょう!というご提案です。

取り替えて、「なかったこと」に
例えば、わきの下。
擦り切れやすいポイントです。
かろうじてすり切れていなくても、擦れて薄くなったりしていませんか?



例えば、ポケットの内側。
上着のポケットには、パスケースや車・家の鍵などをついつい放り込んでしまいがち。
角の部分や尖った部分が腰にあたってすり切れて、気が付くと大きな穴になっていることも。



どんなにボロボロの裏地でも、全部外してまるっと取り替えてしまえば「なかったこと」にできてしまうんです。
取り替えついでに、好きな色や質感の裏地に変えてしまうこともできます。
カスタマイズするなら裏地の生地にもこだわりたい!というご要望にもお応えします。お気に入りの布をお持ち込みください。

全体でも、部分でも


こちらは、袖先だけが表地ごと激しく擦り切れ、傷んでしまったお品物。
こんな風になってしまっても、きれいにお直しができるんです。

表側は、ほんの少し袖丈が短くなりますが破れた縁を少し縫い込んでしまいます。
裏地側は袖先部分を切り落とし、別の生地を縫い合わせます。

ボロボロだった袖も、こうしてお直しすればほぼ元通りに!
お気に入りも、諦めないで済みますね。

こんなお直しも、裏地取替で


スリーピーススーツのベストも、背中側は裏地で出来ています。
そう、ここも、裏地取替の範囲で出来るお直しなのです。

擦れたり引っ張られたりで破けていても大丈夫。背中側だけを新しく作り直してしまいます。
お好みの華やかな生地で作れば、上着を脱いで積極的に見せたい背中にすることもできそうですね。

取り替えかたは、いろいろ


全部取り替える、下側だけ取り替える、前だけ、後ろだけ、袖先だけ。
傷んだところが部分的であれば、全取替しなくても大丈夫な場合があります。

傷みにあわせて、どこをどうお直しするか、ショップでスタッフとご相談ください!
最適な状態になるよう、ご提案いたします。

一般的な裏地でしたら数種類ご用意がありますが、お好みのものがある場合はご自身で用意してのお持ち込みもOKです。
生地の選び方やどのくらい必要か等のご相談も歓迎です。わからないことはスタッフへお尋ねくださいね。
お待ちしております!